異世界SA
ふぅみ
※00※
「はじめにお伝えしておきますが、ランダムなどではありません。その結果はあなたの生前の行いや経験、職業などが反映されています」
ガチャカプセルを手にした俺は戸惑いを隠せなかった。
気が付いたら真っ白い空間にいて、もしやここは…とライトノベルのお決まりの展開を期待した俺の心のを読んだかのようなタイミングでガチャガチャマシーンが現れた。
姿はないが、女神さまのような声で「回しなさい」と命じられ、黙って素直に回して出たカプセルが一つ俺の手の中にある。
「これも2回まで回せます。回さなくてもいいですが、レアスキルはここでしか手に入れられません。どうしますか?」
新たなガチャマシーンがあられた。
「回します!」
俺は即座にガチャマシーンに飛びついた。
ここでしかレアスキルを手に入れられないなら、回すだろ誰だって!
ガチャガチャ。ぐるぐる。ガチャポン
ガチャガチャ。ぐるぐる。ガチャガチャぐるり。ガチャポン
「………」
はじめに引いたガチャマシーンは黄金色をしていて1回まわせた。今回のは全体的に銀色で、2回まわせた。まわし終わってカプセルが出てきた途端にガチャマシーンは消えた。
もうこれ以上引けないよと無言で言われている気がした。
「……………」
俺の手の中にあるカプセルは3つ。出てきたカプセルの大きさは微妙に違っていた。金色の奴の方がでかい。銀色の方がやや小ぶりで軽い。
金色のカプセルを開けて中を確かめようかと思ったところで…
「マジかよ!」
気が付けば世界が変わっていた。
真っ白で重力を感じなかった何もない空間から、どこかの草原へ。
俺は(多分)女神様な存在から何一つ説明をもらえないままにこの世界へ転生させられていた。
「マジかよー!」
「おぉーい、マジかよ!」
「なんなんだよーっ!」
俺の叫び声がのどかな景色、ただっ広い草原に響き渡った。
空は青く澄んでいて、白い雲がぽっかり浮かんだ快晴だった。
この世界の空気は美味かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます