それぞれの物語は、独立した一冊として完結しています。
裏切られた軍師が竜の姫たちと覇道を歩む戦記がある。没落貴族の人形師が魔法を物理で解き明かす冒険譚がある。十二年の執念で主を追い続けた竜姫の前日譚。洗脳と戦うメイドの空白期間。羽ペン一本で百年の均衡を編んだ皇女の回想録。白いエプロンの盾たちが守った、誰にも語られない日常。双子の姉妹が離れた国から交わした手紙。そして、1700年の眠りを選んだ竜の末裔の約束。
どこから読んでも構いません。どの物語も、それだけで成立しています。
ただ、読み進めるうちに、ある作品で何気なく触れられていた名前や言い伝えが、別の作品では違う意味を持っていることに気づくかもしれません。その瞬間は、物語の中で見つけてください。
すべての愛は、最後には一つの音楽になる。
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