第36話
一気に時間が経ち、白羽と尊が友達になってから約1年─中学2年生の冬の終わりの頃
「きゃっ!」
尊は、廊下を歩いていると誰かにぶつかり、その勢いで尻もちをついてしまう。
「いった…誰だよ!」
卒業目前の3年生の先輩─
英雄のその怒鳴り声に怯えているのか皆んな、泣きそうな顔で尊を指差す。そして、ある男子生徒は尊を指さしてから「こ、この人…です」と言った。
確かに尊はぶつかったが、英雄が廊下の真ん中を歩いていて、尊なるべく端を歩いていたがわざとらしく尊の方へ向かったことを皆んな見ていたはずだった。
「あぁ?」
今にも殴りそうな顔をしながら尊に近づく
「お前かぁ?ぶつかったの?」
指をポキポキ鳴らしながら尊の目の前で止まる
「ぶっさいくな
そして、散々指をポキポキ鳴らしていたのに尊を蹴ろうとする。
「ひっ…!」
尊は思わず目を閉じる。痛々しい音が響くが、尊に一切痛みがなかった…その代わりに
「いっっったぁあいぃ!!!」
白羽のそんな悲鳴が校内に響き渡った。
勿論、学校のアイドルである白羽には裏で親衛隊がいるってことなので、白羽の悲鳴が聞こえた瞬間スタッと強キャラそうな3人が揃う
「白羽たん親衛隊【副・副隊長】
「白羽たん親衛隊【副隊長】
「白羽たん親衛隊【隊員】
「「「3人揃って白羽たん親衛隊【取締組】!!!!!!」」」
ドドンッと言う効果音が聞こえそうな登場の仕方だった。
「お前!」
「自分が!!」
「何してるのか!!!」
「「「分かってるのか!!!!!!」」」
「は、はぁ!?し、知らねぇよ!こいつが…いや、白羽さんがこのブスを勝手に庇っただけで!」
英雄がそう言うが、取締組は一人一回ずつ英雄を殴り
「知らないとは!」
「言わせないぞ!!」
「白羽たんが庇った人は!!!」
「「「白羽たんの友達だぁ!!!!!!」」」
「なんなら!」
「このお二方の!!」
「創作百合も!!!」
「「「【創作組】に作ってくださってるんだぞ!!!!!!」」」
取締組は、サラッとヤバい事を言ったが皆んなそんな事に気に留めることが出来ず、ただただ変態3人が白羽を殴った3年生を詰めている事しか理解出来ないのだった。
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【小ネタ】
創作組の作っている尊と白羽の創作百合は、一巻当たり3000~5000円で売られている。『校内・小説部又は漫画部』限定で販売されている。全13巻。
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