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  • 第1話への応援コメント

    文芸部へのご参加、ありがとうございます。
    最悪の遅刻から始まったデートが、サックスの音色とともに魔法のような夜へと変わっていく。美春さんの強がりが少しずつ解けていく心の機微が、夜の街の光と音に彩られていて、読み終えた後は心地よい音楽の余韻に包まれたような気分になりました。

    ■ 全体を読んでの感想
    「育ちの良さと真面目さ」ゆえに怒っていた美春さんと、どこか抜けているけれど「食」や「音楽」への独自のこだわりを持つ良次君。二人のキャラクターの対比が鮮やかで、ファミレスの注文シーンから一気に距離が縮まっていく流れにワクワクしました。

    ■ お題「擬人法」の活用と技法について
    本作では、二人の感情が高まるにつれて、周囲の環境が「意志を持って二人を祝福し始める」という形で擬人法が使われています。

    ・「歯車の音が良次をせき立てた」【無機物の意志】
    冒頭、時計台の階段を上がるシーン。単に音が鳴っているのではなく、歯車が良次を「せき立てる」という動作を持たせて描かれています。遅刻した焦燥感を、時計という「時間」の象徴に代弁させる見事な擬人化です。

    ・「風が轟々と唸りを上げる」【自然現象の擬人化】
    屋上での不穏な空気や美春さんの怒りを、風が「唸る」という獣のような動作で表現されています。これによって、その場の気まずさや厳しさがより強調されていました。

    ・「サックスが歌い出す」「囃し立てるようなテンポ」【音の擬人化】
    ダンスシーンでは、サックスが「歌い」、テンポが二人を「囃し立てる(はやしたてる)」と描写されています。音楽が単なる背景音ではなく、二人の恋を応援する「共演者」として意志を持っているかのように描くことで、シーンの多幸感が最大化されていました。

    ■ 最後に
    「おどけたスイング、小粋なスタッカート」。
    擬人法という技法を、二人の恋のリズムを刻む「伴奏」として使いこなされた素晴らしい作品をありがとうございました。
    また部室にて、あなたの紡ぐ、光と音に満ちた物語に出会えるのを楽しみにしております。

    作者からの返信

    @naimaze 様。丁寧なコメントありがとうございます。他の参加者の方よりも技法を使った文章が少ないですが、効果的な場所に絞って使うように意識してみました。

    前々から企画は知っていたのですが、上手くお話ができずに見送り続けていました。初めて参加できて楽しかったです。