〜高校生の時の私へ〜
お金がない家で、私立に進みたいと言えず、たまたま姉と同じ公立高校に進みました。本当は自分だけの制服が欲しかったのに、言葉に出来ず、姉のお下がりを着ていたこと、今も少し後悔しています。
そんな中、初めて信頼出来る大人に出会って、毎日のようについて回ったこと、今思うときっと迷惑をかけていたけど、一番の青春だったような気がします。何も言葉に出来なかった私が、これがやりたい、ここの大学に行きたいと声を出せるようになったのは紛れもなく、彼のおかげです。
高校3年生の時、弟が私立高校に進んだことをずるいと羨んだこと、受験のために塾に行きたいと言った私に、「お金かかるから」と言った母の言葉、どうして自分だけお金をかけてもらえないのかとひどく腹を立てたけれど、上手く言葉に出来ず、黙り込むしかなかったこと、ずっと後悔しています。
結局、志望の国立大学には手が届かず、公立大学に進むことになった時、初めて母が「塾行かせてあげればよかったね」と言ったことに、なんで今更と怒りを覚えました。それでも、お金のない中県外に送り出してくれたこと、そこまで衣食住に困らず生活できていたこと、家族と離れてやっと少し感謝できるようになるよ。
毎日がむしゃらに勉強していた高校生の時の私へ。夢を叶えられない不安と恐怖で人生ごと投げ出したくなりながら、それでも毎日努力を続けました。努力は報われなかったけれど、進んだ先も、そんなに悪くないよ。大学2年で留年が決まった時、たまたま見つけたバイト先で、夢への切符を手にできます。やっぱりスタート地点は少し後ろだけど、希望は見えるよ。
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