それほど描写が多いわけでもないのに、東京下町の風情が味わえるホラー短編です。人がたくさん住んでるのに、うらさびれてる感じというか、どことなく陰影のコントラストが強いような、あの下町の雰囲気です。読後に不思議と残るものがあって、私は何だか無性に濃い味の蕎麦が食べたくなりました。読んだ後食欲がなくなるようなホラーも良いですが、私はこういう作品も好物です。タイトルもすごく好き。作者様と東京下町に感謝を。本当にありがとうございました。