ひと狩行こうぜ!というノリから一転、主人公ヴァルトが陰謀に巻き込まれていく怒涛の展開。 職人としての誇りである右腕と、最愛の相棒アグニを同時に奪われる理不尽な処刑シーンは胸が締め付けられる。しかし、そんな生き地獄のような絶望の底にいたヴァルトの前に現れたアニマの、ちょっとオタク気質すら感じさせる猛烈なダガーへの熱弁が心地よく、物語に救いをもたらしてくれる。 ノコノコついていくというコミカルなタイトルとは裏腹に、職人の魂と信仰の葛藤が重厚に描かれている。
理不尽な裁きと、あまりにも残酷な裏切り。読み進めるほど胸が締めつけられ、ヴァルトの叫びが深く心に残りました。すべてを奪われた彼の運命が、この先どこへ向かうのか——思わず続きを追いたくなる作品です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(213文字)
冒頭から世界観がシンプルかつ力強く提示され、すぐに物語へ引き込まれます。ヴァルトとアグニのコンビが魅力的で、戦闘から食事までの流れに一貫した楽しさがあります。魔獣の解体や調理描写が丁寧で、異世界サバイバルの実感がしっかり伝わってきます。テンポの良いアクションと軽快な掛け合いが心地よく、読後感も爽やかです。“狩って食う”というテーマが明確で、シリーズとして広がりを期待できる導入になっています。