軍事オタクの豚として、ロボットに釣られて初手で治安維持戦の地獄という餌に食いついた。異世界転生ものに慣れた頭で読むとすぐに振り落とされる。プロローグから「これから何が起きるのか」ではなく、「この世界でおっさんが生きるとは何を背負うことなのか」が詰まっている。感情が捻じれている主人公。機体は強いが、強い機体に乗った人間が、すべてを救えるわけではない。その事実を、装甲越しの声と、宇宙の風景で描くSF。