• マイページ
  • 小説を探す
  • ネクスト
  • 書籍化作品
KADOKAWA Group
  • ログイン
  • 新規登録(無料)
【五行を統べる半妖は】冷徹に異能学園の頂点を目指す――ⅩⅢ 現代群像戦線

【五行を統べる半妖は】冷徹に異能学園の頂点を目指す――ⅩⅢ 現代群像戦線

神野あさぎ

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★27
9人が評価しました
本文あり
日付が新しい順

本文ありのおすすめレビュー

  • 式守伊之助
    682件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    論理で戦う少年が、論理では説明できない熱を持ち始めている。

     辛の行動原理が「弟を救うための計算」と「理不尽を許せない本能」の二層構造になっており、その矛盾が丁寧に積み上げられている。

     だから読者は、彼が玄に対して「けど!」と思わず声を漏らした瞬間や、「チカラを貸してくれ」と言葉を絞り出した瞬間に、予想を越える衝撃を受ける。

     鉄面皮の人物が揺れる場面の強度は、それまでの無表情描写が厚いほど増すという計算が、きわめて巧みに実行されている。

     戦闘描写も極めて秀逸で、単なるスペック自慢に終始せず、論理的な積み上げによる決着が心地よい。勝利に至るまでの思考が見える形となっている。

     ここで終わりにしようと思ったけど、チームの形成の理由付けの妙についても言及したい。都合よくほいほい仲間が集まったりせず、それぞれの迷いや矜持を経由しているから、3人の関係にしっかりした説得力が生まれている。
     

     

     

     

     

    • 2026年5月31日 03:34