妖かしの世界の永遠に変わらない空を見飽きてしまったこがねは、人間の世界のくるくると変わる空に心を奪われてしまいます。そしてそこで、一人の男性と出会うのです。鬼の自分が妖かしの世界で結婚をすれば、もう人間の世界へは来られない。当然、好きになった相手とも会えなくなる。彼女が縁談話を断り続けた理由でした。自分は人間ではない。だから彼と結ばれることはない。そんなこがねの恋の行方はどうなるのか。それはお話を読んでのお愉しみです。
永遠の黄昏をみせる、あやかしの世界の空。 様々な物怪が入り乱れる中で、鬼の娘はいずれは決まった運命を辿ることになる……。 そんな中で、とある異なる種族の男性と出会い、揺れ動く感情や経験が鮮やかに語られます。 読んでいる身もちょっぴり恥ずかしくなるような甘酸っぱい恋愛模様や賑やかな情景が壮麗な言葉と描写で綴られており、読後も爽やかな作品です。
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空を見てると、いつも不思議な気分になる。雲が流れて、トンビとカラスがケンカしてる。アイツらは、仲が悪い。黄昏の空が動く時なんて、詩的なタイトルだろう。空を見て、ものを思うのは、人間だけじゃない。空は、見る者、すべてのものだ。
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