王宮療法師として順風満帆だったアダムが、王子の重体を理由に突如逮捕され、無実のまま処刑される展開はあまりにも理不尽です。
しかし彼の魂はそこで終わらず、深い恨みと無念を抱えたまま“悪魔との取引”によって新たな存在へと転生することになります。
誰にも届かなかった叫び、奪われた未来、濡れ衣の罪――
そのすべてを背負った彼が、悪魔の力を得てなお人としての矜持を捨てないのか、それとも復讐のために闇へ堕ちるのか。
悲しみと怒りが交錯する中、彼の選択が物語を大きく動かしていく。
哀しき運命に抗い、奪われた人生へ反逆するダーク転生ファンタジーです。
そんな理不尽に胸が締め付けられる作品だと思います!
主人公アダムは王宮でも指折りの療法師。 病に苦しむ人々を救い、家族を愛し、婚約者との未来を夢見る誠実な青年です。
しかしある日突然、王子暗殺未遂の容疑をかけられ逮捕。
守秘義務を守り、患者の秘密を守ろうとした結果、誰にも真実を語れないまま極寒の牢獄へ送られ、病に苦しみながら処刑されてしまいます。
読んでいても「そんな馬鹿な」と思いました。
無実なのに。 善人なのに。 誰よりも人を救ってきたのに。
それでも運命はアダムを容赦なく踏みにじります。
だからこそ、死後に明かされる真実の場面は強烈でした。
読者だけが知る陰謀。 アダム自身が知ることになる裏切り。 そして彼の魂がこの先どこへ向かうのか。
悲劇としても面白く、ミステリーとしても続きが気になる作品だと思います!