売れない絵師としてくすぶる主人公の悔しさから始まり、家族との再会、そして魔法が存在する東京という展開まで、一気に読ませる導入がとても良かったです。
特に、ただの異世界転生やタイムリープではなく、「絵を描くこと」そのものが主人公の力につながっていく構成が魅力的でした。
前半はコミカルな語り口で読みやすいのに、母さんや小春との再会シーンではしっかり感情を揺さぶってくる。この緩急が上手いです。
主人公の軽さと後悔、家族への想いが同時に伝わってきて、応援したくなります。
ここからシエルとの関係や、描いた絵がどう戦いに変わるのか、とても楽しみな作品です。