かつてS級と称えられた剣士リガルは、今や引きこもり気味のヘタレ冒険者。平穏にプリンを食べて暮らしたいだけの彼だが、武器屋を営む錬金術師エニアに半ば強制的に“武器の臨床評価”を任されてしまう。渋々ながら魔物討伐に出向くうち、彼女の作る武器の性能と仲間たちの存在が、リガルの止まっていた時間を少しずつ動かしていく。やがて街を揺るがす陰謀と過去の因縁が迫り、守りたい“お家”とプリンのため、彼は再び最強の剣士として立ち上がる。軽妙な掛け合いと成長が心地よい、再生と冒険の物語。
トラウマによって、すっかり戦えなくなってしまった冒険者のリガルくん。お家大好きで一歩も外に出たくない彼も、生きていくためには働かないといけないわけで。強制的な依頼で武器の評価を手助けすることになるもの、そのためには戦わなくてはいけなくて!?個性豊かな女子たちとの掛け合いも楽しいですが、過去と少しずつ向き合って、本来の自分を少しずつ取り戻すリガルくんは応援したくなります!男女問わずオススメしたい作品です!
主人公リガルの自堕落でひねくれたキャラクターと、エニアの真剣さとのコントラストが絶妙。 「お家こそ究極」「神は死んだ」などの独特なツッコミのリズムが心地よく、テンポの良い文体が読む者を飽きさせない。 また、ギャグと感情のバランスが上手く取れており、続きが気になる構成になっている。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(113文字)