第32話への応援コメント
せっかく未来へ進み始めたように見えたのに、夕子さんの中にはまだ簡単には整理できない感情が残っているのですね。
賀間さんが「今日は特別の日にしても良いのだろうか」と静かに期待している分、最後の「今日はもう帰ります。」がとても切なく響きました。
それでも、彼女が「ご一緒できて本当に嬉しかったです」ときちんと言葉にしているのが印象的です。二人の関係は壊れているのではなく、まだ揺れている最中なのだな、と感じました。
作者からの返信
今日こそ気持ちを伝えたかった賀間さん。
対して女性は、いっときの感情で動くのではなく、
冷静に各条件を見極めているのかもしれません。
会う回数を重ねながら、迷っているのかもしれません。
ドラマの流れを感じていただいて、書き手冥利に尽きます。
第31話への応援コメント
ゾムさんとのやり取り、テンポが軽快でとても楽しいですね。
賀間さんにとっては「運命」に感じられた出来事を、ゾムさんがあっさり「ただの偶然!」と切り返すのが絶妙で、長年の距離感が伝わってきます。
そして、ここで夕子さんが過去のカフェの“実在の一人”として繋がるのが面白いですね。これまで積み重ねてきた人間関係の輪が、令和になってまだ広がっていく感じが、とても心地よいです。
作者からの返信
賀間さんの心の中におけるゾムさんの存在。
お気付きでしょうか。
そして、ただの偶然を言い切ったゾムさんの心情。
そのふたりの長年の距離感が想像いただけたようで、
狙い通りと書き手はほくそ笑んでします。
そして、その距離感には変化球が与えられるのです。
第30話への応援コメント
ここへ来て、「運命」という言葉がとても自然に響く回でした。
夕子さんとの距離が一気に縮まりそうな空気なのに、結局ふたりは昔話と笑い声で夜を過ごしてしまう――その感じがすごく好きです。賀間さんらしいし、夕子さんとの相性の良さも伝わってきます。
そして、まさか同じカフェの出身だったとは……! 昭和から平成へ続いてきた人の縁が、令和でこう繋がるの、本当に美しいですね。アップルパイの味まで含めて、過去の時間が優しく蘇るようでした。
作者からの返信
アップルパイの味で、思い出が蘇る。
人の繋がりが判明する。
自画自賛する尊いエピソードです。
そして、人は些細なところで運命を感じたりします。
時には神の存在まで。
それは、とても危うい事実だとしても。
【何だか次回予告みたいになってきました、この応援コメントに対する返し。】
第29話への応援コメント
賀間さんと夕子さん、ようやく「誰かと生きたい」という願いを、同じ温度で語り合えるところまで来たのだな、と感じました。
夕子さんの過去――亡くした娘の話はとても切なく、それを聞いて涙を流してしまう賀間さんの反応が、この人の優しさそのものですね。
そして最後の場面。背中越しのぬくもりと、未来を含んだような囁きが、とても静かで、それでいて強い親密さを感じさせました。賀間さんの「ゴムは要らないってこと!?」という内心も、この人らしくて少し可笑しいです(笑)。
作者からの返信
ようやく動き始めました。
やはりお互い傷つきたくないし、
相手に不用意な心配はさせたくないし、
手探りでここまで進んできました。
ところが、ネ。
第28話への応援コメント
一緒にものを作る時間を通して、二人の距離が自然に縮まっていく感じがとても心地よかったです。
特に、会話がなくても黙々と作業できる関係性が素敵ですね。言葉以上に通じ合う感覚が伝わってきます。
そして最後、夕子さんが「もう、いいんです」と微笑む場面が印象的でした。未練や苦しさよりも、“自分の手で何かを生み出している今”に救われている感じがあって、とても美しい余韻があります。
作者からの返信
その通りですね。
モノを作り出す行為、
小説を描く行為も含まれるかもしれませんが、
心のケアに大きな効果があると思っています。
私がこの作品を描かずにいられないのも、
そういったことがあるからなのですかね。
美しい余韻を感じていただけて光栄です。
第27話への応援コメント
SNSのやり取りだけで、こんなにも人間関係の温度が伝わってくるのが面白いですね。
特にゾムさんとの会話、軽口ばかりなのに、賀間さんの弱さや不安をちゃんと受け止めている感じがあって、とても心地よいです。
「ありがとう。元気出た。」の一言が静かに沁みました。毎晩続く何気ないやり取りが、賀間さんの孤独を少しずつ支えていたのだろうな、と感じます。
作者からの返信
カクヨムの機能上やむを得ないのですが、
スタンプに相当するイラストや、挿絵もですが、
本文中に挿入したくてもできないんですよね。
元々、多くのSNSでは、本文中に画像が挿入できるわけで、
WEB小説サイトとしては、そろそろ採用してもいい頃合いでは無いでしょうか。
可能になれば、もっと多彩な表現ができるのに。
文頭は一文字下げるとか、「」内の文末には句読点をつけないとか、正統派の方からは怒られそうですが。
第26話への応援コメント
夕子さんの「もう待てない。でも、別れたくない。」という言葉が、とても生々しくて胸に刺さりました。
理屈では割り切れない感情を抱えたまま涙を流す彼女と、何とか力になりたいのに踏み込めない賀間さん。その距離感がとても切ないですね。
最後の「僕が彼女を受け入れて、彼女が僕を受け入れることでもなければ。」という独白も印象的でした。賀間さんが、ただの聞き役ではいられなくなっているのが伝わってきます。
作者からの返信
賀間さんの悪い癖でもあり良いところでもある、そんな思いが顔を見せます。
相手の気持ちを最大限優先させる。
自分の思いを抑えて。
そのいずれもが同時に良い方向に進める方法が見つかれば良いのですが。
無理だよ、って少し自信を失いかけています。
第25話への応援コメント
美術館デートの空気感、とても良いですね。大人同士なのにどこか初々しくて、賀間さんの「ピクピク」発言からの慌てぶりには思わず笑ってしまいました。
夕子さんも、その失言を茶化しながら優しく受け止めていて、二人の距離が自然に近づいているのが伝わってきます。
だからこそ、最後の「パトロン」という言葉が妙に重く響くんですよね。せっかく柔らかく流れていた空気に、現実の影が差し込む感じが印象的でした。
作者からの返信
この画家さん、ジョージア・オキーフは実在の人物で、ここで取り上げた通りの、美しい花を描く、私が好きなアーティストです。
ちょっとググって見ておくんなまし。
ここでのパトロンは、作家を応援するパトロンでもあり、お小遣いをくれるセフレの意味もあります。
さてさて。
第12話への応援コメント
野郎には残念な展開だなぁ。と思った私は脳内に野郎が住んでいると言われた女。
ま、何でもうまく行くわけはないもので。残念ですねぇ。
でも、ホテルまで誘う彼女はそれだけ勇気は出したんだよね。多分、後輩君は彼女を試したんだね。ちょっとずるいな。
ご訪問ありがとうございました。続きもまた読みに伺います。
作者からの返信
こんなお話を描いて喜んでいる私は、脳内に乙女が住んでいるかもしれない?男。
後輩君もこれで敗北が確定するかもしれない覚悟があったはずで、辛かったと思いますよ。
この時の百合花の心情を第16話で吐露させました。
とてもお気に入りのシーンなので、そちらの感想も聞かせていただけると嬉しいです。
コメントありがとうございました。
第21話への応援コメント
ここへ来て、賀間がまさんの「誠実さ」の輪郭がはっきり見えた気がします。
望の衝動を受け止めながらも、「半生を想像した」と口にする場面には、軽い恋愛では終わらせない覚悟が感じられて、とても印象的でした。
そして満開の枝垂桜の下で交わされる未来の約束が、どこか不器用で可笑しく、それでいて切なくて……。最後の「何年も会うことは無かった」が静かな余韻として効いていますね。
作者からの返信
現実問題として、知り合いの娘、
しかも親友と言い換えてもいいような人の娘ですから、
軽い気持ちで手を出せるはずがありません。
本能ではすでに惚れてしまっているかもしれません。
でも、理性が働いて、進めるなら責任を持って、
進めるにしても、望(佐藤の娘)に再考の時間を与える。
いっときの衝動で判断して欲しくない、
相手の幸せを最大限優先させた、賀間の優しさなんですね。
そして、その場を収める?ための軽い口約束は、
忘れ去られて月日は経過していく!?
さてさて。
第19話への応援コメント
望の刺々しい感情と、それを受け止める賀間の大人らしい距離感がとても印象的でした。
無理に言葉で慰めるのではなく、「ドライブに連れ出す」という行動で寄り添うところに、この人らしい優しさがありますね。
そしてカセットテープの場面が本当に素敵です。百合花へ渡った音楽が、今度は娘の望へ繋がっていく――時間を越えて感情が受け継がれていく感じに、じんわり胸が温かくなりました。
作者からの返信
閉した心には、どんなに言葉を重ねても届かないこともある。
でも、ひとつの行為が固く閉した扉を開けることもある。
自分で描いていて気付いていない心情の機微を、
いただいたコメントから知ることになりました。
有難いです。
第17話への応援コメント
望の危うさと、それを真正面から受け止める賀間の姿勢がとても印象的でした。
頭ごなしに否定せず、でも「悲しいな」とだけ漏らすところに、この人の優しさと人生経験の重みが滲んでいますね。
そして最後、泣き出した望の背中にそっと腕を添える場面がとても良かったです。百合花に向けていた優しさが、時を越えて次の世代にも向けられているようで、静かに胸を打たれました。
作者からの返信
肯定的な感想をありがたく頂戴いたします。
ただ、私はこの第17話の展開は、ちょっと突拍子がなく無理があるのかなと思っていたりします。
娘の望の生き様を示したかったのですが、
もう少しスマートな、無難なエピソードが見つかれば、
とも思っています。
改訂の可能性有りです。
編集済
第33話への応援コメント
23話と同じ文章だ、と気づきました。
あの23話は令和編の導入でしたので場面転換をされたのですが、次の24話でもまた場面が変わり、おや、と思いながら読み進めていました。
そこでこの33話に戻ってくる、という仕掛けなのですね。
テンポよく書かれていて、自然に指が次の話を開いていきます。
昭和編、平成編、令和編。それぞれが彼の人生と恋愛を追うものですが、それぞれが独立した話ではないと思っています。今後、過去の話が関連してくるような気がしてなりません。
不器用な男性がまじめであるのに、それが不思議と雰囲気を重くさせてなくて、逆にその不器用さがコミカルにも見えてしまいます。
豊な表現とは、こういうことを指すのでしょうか。
……しかし、彼の半生を追う壮大なスケールの物語ですね。
作者からの返信
そのうち、ワンパターンとか言われそうですが、
最近意識している物語の見せ方です。
冒頭で、大ピンチや大事件をまず示します。
それは、WEB小説ならではの、
掴みが肝心! 早期離脱の回避! を狙ってのことです。
その後から、ピンチや事件に至るお話を、過去に遡って描いていく。
こんなことがあったから、こうなってしまったんだよ、と。
この仕掛け、うまくいっていますでしょうか。
昭和編では、童貞喪失への期待感、
彼女を泣かせてしまったのはなぜなのか、
そんな今思えばちょっと男性向けの掴みでしたでしょうか。
平成編では、あの賀間さんが帰ってきた!
そして大切な青春の1ページである店の喪失。
女性の視点で語らせて、女性読者を意識しました。
令和編では、いきなり失恋のシーンから。
しかも強い失望感が伴う失恋。
年齢的にも、ラストチャンスかもしれない状況。
『テンポよく』書かれていると思われたなら、大成功です。
そもそも私は読書が苦手。
自分が読んで、離脱したいと思わずに済む文章を目指しています。
もしかすると、読書好き、文学を愛しているような方からすると、
邪道で、様式美が感じられず、ルールを無視した、
眉を顰めるような文章かもしれません。
カクヨムで発表していますが、
世間一般、エンタメ全般からしたら、狭い世界な気がします。
普段、読書をしないような人にも届けたい。
自分は、その代表格、そこを狙って描いています。
その意味で、つみきさんの作品もいいと思います。
大好きです。
さて、彼の半生、どこまで描くか、今思案中です。
どこで決着をつけるか。
パンデミック編が始まります。