目覚めた研究施設で告げられたのは、愛の戦士“魔法少女”という肩書きと、あまりにも残酷な使命──
人を殺せば、死者を蘇らせられるという等価交換の理。
優しい少女・有金瑠花は、大切な人にもう一度会うため、その矛盾した救済のシステムへ足を踏み入れる。
十五人の少女たちが集められた理由も、与えられた力の意味も、すべてが不気味な沈黙に包まれ、世界の仕組みそのものが歪んでいる。
殺しと救いが同じ重さで天秤に乗る世界で、瑠花の選択は祈りにも呪いにも変わり得る。
優しさが刃となり、願いが罪となる。
これは、矛盾した希望を抱えた少女が歩む、痛切な救済の物語。