本作は、人と言葉がどこまででも繋がること。
そして信じ続けたいと思わされる、命を軸にした恋愛小説です。
死別した彼氏との想い出を前に、自身の弱さであったり嫌だと思う性格だったりと向き合う描写に胸を打ちました。
SNSの発展したこのご時世。
見ず知らずの方とも簡単に通じ、簡単に切れもします。
たったひと指で、大切な人とのデータを消すことができてしまう。
──死人に口なし。されど耳あり。
これは、大切な誰かの声色が記憶でぼやけてしまった方。
我が子ともいえる作品や、書いていた文章を全消しして書き直したことがある書き手様へ、強くオススメしたい。
本ストーリーは、原作を非公開にした私レビュアー自身の同名の作品・原稿・アイディアなど、全てをお譲りしたリメイク作です。
生き別れたカップルの2人と、原作者の私。
3人の『生きていた証』が蘇りました。
再び命を吹き込まれ生まれ変わる様は、まさに物語と一致しております。
人との文(ふみ)はこうして繋がるのだと、Web小説ならではの温かみを強く感じました。
欠けていたピースを補い素敵な作品へと磨いてくださった、ムスカリウサギ様へ──深い深い感謝と敬意を。
読専様、書き手様に限らず、どうぞご一読を。