戦後の混乱期に渦巻く人々の「飢え」や「執着」、そして怪異が立ち上る空気感が濃密に描かれており、非常に引き込まれました。戦後東京を舞台にした「怪異バディ異聞譚」として、キャラクターの魅力、世界の解像度、物語の推進力のいずれも完成度が高く、時間を忘れて読み進めてしまいました。
ダークファンタジー、伝奇ミステリ、昭和レトロ、バディものがお好きな読者にはたまらない要素が凝縮されています。テンポの良さと情景描写の細やかさのバランスが抜群で、この二人が今後どんな「東京の闇」と対峙していくのか、続きが非常に気になる素晴らしい作品でした!