前世を思い出す転生ものながら、「この世界どこ?」から始まるのが新鮮で面白い導入です。
乙女ゲームでも小説世界でもない、特にイベントも起きないという“あるあるの不在”を逆手に取った展開が秀逸。
そこにエリーゼと侍女のテンポの良い掛け合いが加わり、軽快に読み進められます。
特に、前世知識がほぼ役に立たないという現実的な描写や、
「逆ハーレム?面倒くさい!」といった主人公の性格が魅力的で、コメディとしての完成度が高いです。
定番を踏襲するのではなく、少しズラした視点で描かれる異世界転生。
このまま“普通に生きるはずだった”物語がどう転がっていくのか、続きが気になります。