魔王を倒した偉大な魔導師が、よりによってへっぽこ魔導師の使い魔である猫として蘇るという導入のギャップだけで笑いを誘う設定です。「主従逆転」という第2話のタイトルが示す通り、本来なら師弟関係になりそうな二人の立場が逆になっているところに本作のコメディとしての軸があります。
「補欠クラス」「落ちこぼれパーティ結成」といった話タイトルからも、エリートだったはずの主人公が、猫という制約のある身体でへっぽこな相棒と共に這い上がっていく王道の成長物語としての側面も感じられ、コメディとしての軽さと、対抗戦や異常事態といった展開のワクワク感を両立させています。
転生先が「猫」という縛りを活かしたギャグとシリアスのバランスが良く、肩の力を抜いて読める異世界コメディとして楽しめる一作だと思います。