老女たちの何気ない会話、ユーチューバー二人組の軽薄さ、親切なもてなし。どれもその場では自然に読めるのに、最後には全部が別の意味へ変わる。この反転が非常に巧みです。かかしは人の形をした飾りではなく、村の静かな継承そのもの。こういった牧歌的な「伝統」、その裏の意味に肝が冷えます。短いながら、前半の会話がそのままオチの証拠になる、完成度の高い一作でした。