本編でヒロインではなかった沙耶ちゃん。
けれど、背伸びをしたから魅力的になったのではなく、きっと最初からとても魅力的な子だったと思います。
この番外編で描かれる恋の痛みや、
その奥にある「家族」への渇望が、切なく胸に残りました。
比翼の二人に焦がれながら、そこに自分の居場所を探してしまう。
その揺れは苦しいのに、とても真っ直ぐで、
読んでいて何度もこの子の幸せを願わずにいられません。
沙耶ちゃんが、この先もどうか自分の魅力を見失わずにいてくれますように。
そう願いたくなる、切なくもあたたかな番外編でした。
素晴らしいシリーズをありがとうございました。