『無能と追放された領主の息子ですが、弟の影武者となって領地を建て直します』を読んで感じたのは、追放される人って、追放されるんですよね。
でも、追放されたからこそ見える景色がある。
これ、あると思うんです。
影武者というのは、“本人ではない”ということなんですけど、
逆に言えば、“本人以上になれる可能性”でもあるんですよね。
この作品、領地再建モノなんですけど、
つまり、人を動かし、信頼を積み重ねる。
それを一歩ずつやっていく。
派手な俺TUEEEじゃない。
でも、地に足がついてるんです。
あと、“無能”と言われた主人公が、実際には周囲をちゃんと見ている。
これ重要です。
本当に無能な人は、自分が無能だと悩まないんですよね。
だから読んでいるうちに、
「あれ、この主人公、かなり有能なのでは?」となる。
そして気づくんです。
人は時に、“正当に評価されない”ことがあるんだと。
でも評価されなかった経験は、
後に評価されるための経験でもあるんですよね。