主人公のルカがめっちゃかわいい。
外見じゃなくて行動が(笑)
なんというか、初動の設定だけをみるなら荒唐無稽なナンセンスコメディに見えるんだけど、内情は『人生のやりなおし』のヒューマンドラマなんだよ。
それに気づくとルカ(注:男性レスラー)がすごいかわいいのね。
なんか、思い出すなぁとおもったら、
ザ・デストロイヤーとか、小錦とか、チェ・ホンマンとか、あの手の巨漢の人たちなのよ
たとえばブルーザー・ブロディは、2mの巨漢レスラーだったけど、性格は小心者ですごい繊細だったというのは有名な話。晩年は周囲の人間の怖がられる人生に疲れ果てて酒浸りだったという悲劇の実話がある(これで彼は内蔵を壊して早世してます)
こう言う実際の悲劇を知っている私としては、ルカが抱える苦しみはリアルだし、そこから這い上がって人生をやり直そうとする悪戦苦闘はすごく可愛いのよ。
だからいいたくなる
『がんばれ、ようこそ日本へ』
感動できる名作です。
元悪役レスラーがゴスロリに惚れ込んで来日する、という出だしだけでもう勝ちだと思いました。スキンヘッドの大男がピンクの姫ロリを着て、しかも本人は大真面目。この見た目と中身のズレは、説明なしで笑えるだけの強さがあります。
ただ、読んでいて何度も「ああ、もったいない」と声が出ました。たとえば「キル」のくだり。言われた相手が「殺す!?」と勘違いして青ざめる、くらいまで見せてくれたら最高なのに、相手の反応がさらっと一行で流れてしまう。プロレスラーという設定も同じで、泥棒を倒す場面なんてまさに見せ場のはずが、「持ち上げて叩きつけた」で終わってしまっている。技の名前のひとつでも出てきたら、絵がまるで違ってくると思うんです。イタリア人なのに口から出るのが「NO」や「問題ナイ」ばかりなのも、ちょっと寂しい。「NON」とか「Tutto bene (トゥット・ベーネ)」みたいに、お国柄が顔を出す瞬間がもっとあっていいはずです。
あと、どの場面にどれだけ字数を割くか、というところにも偏りを感じました。試着や泥棒退治みたいに、まるまる一話使えそうな見せ場があっさり済まされる一方で、ちょっとした世間話が一話まるごと続く回もある。緩急のつけ方が、まだ手探りなのかなと思いました。
そんな中で、8話はぐっと良かったです。勧誘に来た側の視点に切り替えて、帰りたいのに帰れない気まずさがじわじわ積み上がっていく。ひとつの状況にしぼって最後まで押し切る作りになっていて、これまで気になっていた部分がきれいに解消されていました。この回みたいに、視点を変えて相手の反応を自然に描く、一話で一つのネタに集中する、というやり方を他の回にも広げていけたら、この作品はもっと伸びると思います。
素材も、笑いの種も、キャラの強さも全部そろっているので、これからが本当に楽しみです。続き、追いかけます。
190cmのスキンヘッド元悪役レスラーが、日本のゴスロリ(しかもピンクの姫ロリ!)に一目惚れして来日するという、設定の破壊力が凄まじすぎます!
規格外の巨体とフリフリ衣装のギャップに、本人は大真面目なのに周囲が勝手にドン引きして大混乱する様子は爆笑必至。見た目が「絶対に怒らせてはいけない人」であるため、田舎特有の陰湿なトラブルが一切発生せず、古い中古住宅をのんびりDIYして平和に暮らす無敵のスローライフが最高に痛快です!
恋愛要素なしの純粋な日常コメディでありながら、若い女子の友人との交流もあり、異文化の中で我が道を往くルカの姿に不思議と元気をもらえます。圧倒的なビジュアルの暴力と、心温まる平和な日常のコントラストを、ぜひ味わってみてください!