前作を読んで、「まあ乳首からビームで終わりだろ」と思った人間がいる。
甘い。
あまりにも甘い。
この作品、まさかの女型をぶち込んでくる。
何を言っているのか分からないと思うが、安心しろ。
読んでいるこっちも、だいたい途中まで分からない。
だがそれでいい。
いや、それがいい。
相変わらず世界観はどうかしている。
チクビーム。ニプレス。ボコチクビ。
口に出すだけで負けそうな単語が並んでいるのに、作中人物たちは誰ひとりとしてふざけない。
真顔で悩み、真顔で傷つき、真顔でぶつかり合う。
この“題材は狂っているのに、人物だけは妙に真面目”というズレが、今作でも最高に効いている。
しかも今回は、ただの悪ふざけで終わらない。
チクビーム女というあまりにも狂った存在を通して、作品は「女だからダメ」ではなく、「そもそも乳首が光ること自体がおかしい」という、至極まっとうな結論に着地する。
何なんだこの作品は。
乳首で爆笑させておいて、妙に正論をぶつけてくるんじゃない!
そしてそこに至るまでの勢いが、実にいい。
ファミレスでチクビームの話をし、街を走り、光が乱れ飛び、最終的には「●●の方が▲ロいわ」という強すぎる台詞まで飛び出す。
くだらない。
本当にくだらない。
だが、そのくだらなさをここまで真面目に貫かれると、もう笑うしかない。
疲れている人ほど読んでほしい。
通勤中でも、昼休みでも、気分が沈んでいる夜でもいい。
この作品は、理屈ではない。
「Don’t think. Feel.(考えるな感じろ)」
まったく、とんでもない続編である。
引き続き、健闘を祈るッ!!