このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(273文字)
ある殺人犯の『手記』を紐解いていく内に、その狂気に満ちた自己正当性が暴かれていく。異常者であると断罪するにはあまりにも針が飛んでいた。自身の行為は〝救済〟であるのだ、と。傍から見ればそれは単なる欺瞞であり〝傲慢〟が過ぎた狂気であろう。最終的に、誰も救われず、いや、何故救われるのかすら理解は出来なかったであろう――。人間の内側に誰もが持っている赤黒い闇が裏返しになったようなものを垣間見たような恐ろしい作品です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(197文字)
医療福祉界隈を生業としているものです。ぞくり、とさせられました…。江戸川乱歩の幻想小説のような読み応えでした。