平和の礎として、愛する故郷を離れ、砂漠の国へ嫁いだコメバンザイン国の姫・キムチィラ。
彼女を待っていたのは、冷酷な婚約者からの罵倒と、「不要姫」という屈辱的な烙印、そして公の場での婚約破棄という絶望でした。
本作は、古き慣習に縛られた王宮を舞台に、一人の少女が「自分らしさ」と「本当の愛」を問い直す、鮮烈なファンタジー作品です。
緻密に描かれる王宮の陰謀、異国情緒あふれる魔法と竜の存在、そして何より、傷つきながらも「凛として前を向こうとする」ヒロインの強さに胸が熱くなります。
伝統的な王道ファンタジーの香りを残しつつ、現代的な「女性の自立」というテーマを内包した本作。
読後、あなたはきっと彼女を応援せずにはいられないはずです。
運命に抗う姫君の旅路を、ぜひその目で見届けてください!