冒頭から理不尽な追放劇が描かれ、アリシアの困惑と悔しさが強く伝わってきて非常に引き込まれました。
これまで国に尽くしてきた彼女が、魔力を失った途端に掌を返される構図は胸が痛みますが、その分アリシアの強さと誠実さが際立っています。
デリック枢機卿の傲慢さや教皇の冷酷さも丁寧に描かれ、読者が自然とアリシア側に感情移入できる構成でした。
最後に「田舎へ帰ろう」と歩き出すシーンは、絶望の中にも前を向こうとする意志が感じられ、物語の続きに期待が高まります。
追放系の王道ながら、アリシアの人柄が魅力的で、今後の逆転劇が楽しみになる導入でした。