紀元前バビロンを舞台にした壮大なスケールと、アレクサンドロス大王の死を巡る緊迫感が非常に強く引き込まれます。単なる歴史再現ではなく、兵站や数字で帝国を支える「レオン」という実務家視点に焦点を当てている点が独特です。将軍たちの権力闘争と、静かに進む陰謀の対比が物語に厚みを与えています。大王の死が単なる終わりではなく、国家分裂の起点として描かれている構成も見事です。今後レオンがどのように帝国の分岐点に介入していくのか、強く続きを期待させる導入でした。