原初の世界から始まる神話的スケールの物語で、読者を一気に世界観へ引き込みます。神々の愛と傲慢、そして人間の争いが連鎖していく構造が印象的です。特に、神が堕ちて阿修羅となる展開と、その後の戦乱の流れは重厚で読み応えがあります。対して、女神と神将たちの選択は救済として美しく、対比が効いています。壮大な叙事詩の序章として魅力的な一編です。