魔術を「神秘」ではなく「技術」として解体していく、知的で熱いファンタジー作品
主人公エディが「銀の針」一本で
国家魔術師の術式を発動前に止めてしまう場面は痛快ではありますが、
驚くのはその理屈です。
「魔術は構築している途中が一番無防備だ」
この一点だけで、神秘として崇拝されてきた魔術が、あっさりと技術の問題へ落とされてしまう。
師匠を魔術事故で失ったエディが
「すべてを理解すれば、二度と繰り返さない」と誓う動機も、物語の熱量としてバックボーンになっています。
論理と執念だけを武器に、魔術の常識と向き合う作品です。
今後が楽しみです。