鳥取のインテリネギ農家、夢神蒼茫さんの最新作は、毎日ドンパチやっているきな臭い地域、ペルシャ湾とホルムズ海峡に絡む国際政治を追った渾身のレポートです。
中東や石油の歴史から説き起こして、現状の各国の思惑や、今回日本の果たしてきた役割(案外頑張ってるそうです)、そして今後の展望など、本当によく情報を収集して、分析して、ご自分なりに意見をまとめられています。
しかし、タイトルから分かるように、全体的に固いお話ではなく、文章は平易で読みやすく、そして楽しい。てか、夢神さん、ジャーナリストになっても十分やっていけるんじゃないでしょうか。まるで少年朝日年鑑か池〇彰だよ! って思いましたw
そういえば、わたくしがこの間会ったイランの女の人が言っていました。「ベネズエラの件もそうだけれども、アメリカのやっていることは本当にとんでもない国際法違反であり犯罪である。それは間違いない。だけれど、内部からはどんなに頑張って、たとえ多くの人民が犠牲になっても、変えることの出来ない体制もある。違法でもなんでも、外部から変えてくれることは、内部の人間は歓迎しているのだということも、実際にあるのです」と言っておられました。是非の問題は措くのはもちろんですが、「悪いとされている事」が「人を苦しめる」とは必ずしもイコールではない、ということです。
きっと、本作は、カクヨムではあまり受けないエッセイではないかと思いますが、とても勉強になり、現状をよく把握することが出来ました。
本作は、イラン情勢が日々変化していく今、読んでおくべきお話だと思います。
もちろん、情報の理解と取捨、そしてご自身の意見の醸成は、皆さまのご自由でいいんです。このお話はそのための素晴らしい素材です。
わたくしはとてもお勧め致します。