爪に元カレが宿る話です。この説明に、一切の嘘がないことを保証します。元カレたちはやいのやいの言うけれど、その言うことには一理があったりする。でも、本当に言いたいことは、誰の言葉なのか。奇妙な設定の中に、大切なことは何だったかという普遍的な価値を、教えてくれます。
5本の指の爪には別れた5人が宿っている。いま付き合っている6人目の彼氏に対して、彼らはかしましい。まずそのアイディアにやられました。でもそのアイディアが一貫していることで奇妙で不思議なそして面白い読書体験ができます。素直に面白かったです!小指の爪の彼が好きでした。素敵な物語を読ませて下さって本当にありがとうございました!読後感もとても良く、本当に素敵な作品に仕上がっていると思います!
とにかく設定が面白い!突拍子もないのだけど、自然に物語に溶け込んでいて、しかも活きている。最後のオチまで、うまくつながっています。冒頭の一文で、ぐっと引き込み、読ませる文体で、すいすい読めちゃいます。気づいたら読了。幸せな読書体験でした。
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