【エッセイ】ランさんめずらしく真面目に考えてみました!子供の読書離れは本当なの?図書館の使命とは?
天城らん
第1話 子供の読書離れってホント?
最近、「子どもが漫画を読まない」とか「文字がしんどい子が増えた」という話題がXで流れてきました。
でもよく見ると、なんとなく話がごちゃっとしていてわかりにくい。
「子どもの読書離れ」「文字を読むのがしんどい」「スマホの話」は、それぞれ別々の現象だと思うのですが、どうもひとまとめにされてしまっている感じがしました。
数値と印象がごっちゃになっているからなんでしょうか?
なので、少し整理して考えてみました~。
*
まず、この統計を見てください。
「学校読書調査」の結果|全国学校図書館協議会
https://www.j-sla.or.jp/material/research/dokusyotyousa.html
このグラフを紐解くと、こんな感じです。
このグラフは、学生の図書館での統計です。
(小学生から高校生まで。19歳から22歳程度の学生は含まれていません。また、図書館に限った数値であり、書店での書籍の購入数ではないので注意)
小学生の読書は増加傾向で、過去よりも増えているんです。
小学生はむしろ安定して読んでいて、中学生は生活が部活や勉強で忙しくなるのか少しずつ読まなくなる。
高校生はもともと読書量が少ない時期で、そのまま微妙に上下している。
これを見ると、実は子どもの読書離れは、数字を見るかぎりそこまで深刻じゃないんですよね。
小学生はむしろよく読んでいて、「子どもが本を読まなくなった」というのは、あくまでも印象の話で実際とは異なります。
中学生の読書量は減っていますが、“壊滅的”というほどではない。
それこそ、平成に比べたら増えているんです。
高校生は微減ですかね。
この辺はもう大人とだいぶ近いので、自分の嗜好の変化もあるかと思います。
だから、読書離れというのは、あくまでもスマホをする子が増えたための“印象”の話であって実際とは異なるんですね。
高校生はというと、子どもと言えるのかな?
高校生の読書離れはもう他に楽しいことがある大人の入り口ですし、多様な選択の結果なのかなぁと個人的には思います。
このグラフを下に行くと、『不読率』というのがあります。
この統計の中で、本を読んだ冊数が0冊と回答した、子供の率です。
これは近年少し増えている傾向が見えますが、よくよく見ていくと平成の初めの頃と比べると、かなり減っているんですよ。
「読まない子が増えた」と言われがちですが平成初期と比べたら、そんなに極端に増えてもいないんですね。
図書館や学校は読書推進をがんばって、子どもたちに定着させていると思います。
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