いやー、これは胸が熱くなる展開です!
突然の王命という名の「上層部からの理不尽な丸投げ」でドロドロの王城に放り込まれたヒロインですが、彼女の最大の魅力はその圧倒的な「現場対応力」にあります!
完全なアウェーに連れてこられても決してパニックにならず、秘書官との会話から即座に自分の立ち位置と敵味方の勢力を分析する冷静さ。そして、嫌味な令嬢から物理的な攻撃を受けた瞬間に、キッチリと「正当防衛」のカウンターを決める即応性!この「ただやられっぱなしでは終わらない」戦術的なまでの立ち回りが最高に痛快です。
また、合理主義の秘書官との、互いの手札と力量を探り合うようなヒリヒリした駆け引きもたまりません。ただ守られるだけのヒロインではなく、己の意思を持って堂々と交渉し、相手に「有能だ」と認めさせていく過程は読んでいて痺れます。
一方で、現場の苦労も知らず、自分の都合と感傷だけで娘を政治の防波堤として使おうとする王の身勝手さには、思わず「ふざけるな!」と拳を握ってしまいます。しかし、だからこそヒロインがこの理不尽な包囲網をどう突破し、盤面をひっくり返していくのか期待が高まります。
甘い御伽話などではない、己の知恵と度胸で生き残る「本物のサバイバル」がここにある。理不尽と戦うすべての人に読んでほしい快作です!