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  • 第1話への応援コメント

    この物語を読んで、心がずっとざわついています。
    小学生同士の純粋で青臭い初恋なのに、作者はとても繊細でリアルな筆致で、その重みを丁寧に描き出していました。
    特に印象に残ったのは、主人公「茜」の強い、ほとんど執着に近い「自分のものにしたい」という気持ちです。
    彼女は文を初めて見た瞬間から、その儚げな雰囲気に強く惹かれ、すぐに文を笑わせたい、喜ばせたい、そして文を自分だけのものにしたいと思い始めます。表面上は「好き」という感情に見えますが、実は強い収集欲と支配欲が混じっています——彼女は文のことを、シール帳に貼るコレクションのように想像しているほどです。この執着は可愛らしくもありながら、どこか不安を覚えさせるもので、だからこそとてもリアルに感じられました。
    一方、文というキャラクターは、影の中で静かに咲く花のようでした。
    最初は何に対しても興味が薄く、いつも退屈そうで寂しげな表情を浮かべていましたが、茜が何度も不器用だけど熱心に近づいてくる中で、少しずつ違う表情を見せてくれます。最後に言った「ちょっと楽しいよ。茜が話しかけてくれるから」という言葉や、月明かりの下で照れながら「私も、大好き」と答えたシーンは、心臓を優しく締め付けられるようでした。
    小学六年生のあの蒸し暑い夏の夜の純粋な告白、初めてのキス、そして「大好き同士だね」という約束——それらが、連絡先をなくしてしまったことで「二度と会えない」という残念な結果に終わったこと。その喪失感は、細い針のように静かに私の心に刺さりました。
    私も小学生の頃、暗恋していた子がいました。当時は「like」か「love」かもよく分からなくて、卒業後に連絡先を交換できなかったんです。当時はまだインターネットが普及していなかったので、自然と連絡が途切れて、ただの思い出になりました。後年、彼女のFacebookアカウントを見つけて連絡を取ってみましたが、彼女は私のことをすっかり忘れていました。きっと私の気持ちも、茜と同じようなものだったのだろうなと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます
    この感想を読んで胸が熱くなりました
    キャラクターの心情まで丁寧に読んでもらえて、とても嬉しいです