映画「男はつらいよ」の中で、寅さんが甥の満男に一本の鉛筆を渡します。「これを俺に売ってみな」と。どうすればそれを買いたくなるか。寅さんは答えは言いません。ただ、その鉛筆にどれだけのストーリーを乗せられるかといった趣旨の話をします。ここにあるストーリーの数々は、それを思い起こさせて下さいました。目の前にある消しゴム、鞄…何気なく毎日通る店の前。そこに咲く雑草…何気ない日常、そして景色に、作者様の想いが美しいストーリーとして展開されます。