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終わりの果ての案内人~鈍色の夜明けと銀の黄昏~

終わりの果ての案内人~鈍色の夜明けと銀の黄昏~

山切はと

おすすめレビュー

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★★★
★3
1人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 桜田リコ
    47件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    ナズの灰色の瞳が映す、世界の果てへの優しい道案内

    「世界は百年前に滅んだ」

    その一文から始まる物語に、最初から引き込まれました。

    失われた記録、失われた文化、そして誰も見たことのないシンクレティカ遺跡。

    そんな世界の果てを目指す冒険者たちを、ヴェスティアの村でガイドとして支える少女ナズの視点が、とても新鮮で心地よいです。

    彼女が冒険者たちと交わす短い会話や、ふとした瞬間に見せる表情の変化に、滅びた世界で生きる者の静かな強さと寂しさが感じられて、じんわりと心に染みます。

    ナズは誰かを導きながら、自分自身も何か大切なものを探しているように見えて、それがこの物語に深い余韻を与えているように感じました。

    「案内人」として誰かを導きながら、ナズ自身は何を探しているのだろう……そんな想像が、物語を進めるごとに膨らんでいきます。

    ポストアポカリプスの傑作です。

    静かな少女の目線で綴られる終末ファンタジー、全力でおすすめします。


    • 2026年4月7日 22:51