六道は、組長の仇を追い続けるヤクザを辞めたフリーランスのサムライだ。
ある日、成り行きで拾った女、アユミから人探しを依頼される。
失踪した男の名は衛 景深。
将来を誓い合った恋人だという。
その依頼は、やがて六道の仕事と交差していく。
それは、ただの失踪事件ではなかったのだ。
真相を知った六道は、この事件がどのような結末を迎えるのかさえ予感する。
果たして、六道が選ぶ道とは何か。
血と闘争が支配する世界を、日本刀一振りで生き抜く男、六道。
その戦いは、華々しい英雄譚ではなく、 正義を掲げるためのものでもない。
六道は己の矜持を貫き、生き残るために刀を振るい、過酷な現実を切り開く。
過酷な戦いの果てに、六道が手にするものとは何なのか。
描かれたのは、サイバーパンクとレトロフューチャーが融合した都市を舞台に、逃走劇と抗争、そして宿命が複雑に絡み合うハードボイルドストーリーである。
描かれるのは、激しい戦いだけではない。
時には、行き場を失った感情や、人が抱える孤独さえも静かに映し出される。
重厚で苦く、だからこそ微かな優しさが心に染みる。
本作は、そんな物語である。
【レビューコンテスト応募】
元ヤクザでフリーランスのサムライ、六道。
彼は道すがら助けてやったアユミに、将来を誓い合った男を探してほしいと頼まれます。
一方で、ヤクザだったころの組長の仇を探しつつ、自分の仕事を着実にこなしていきます。
あるとき、男探しと仕事、それらの線が交差して――
強者である六道が雑兵を圧倒する様子が爽快です。
そして、腕の立つ敵との戦いは手に汗握ります。
六道には人情味があり、だからこそつらい決断を迫られることに……。
哀愁を漂わせながらも強い心で生き抜く男、六道。
ハードボイルドでかっこいい男、六道。
魅力あふれる六道という男の生き様、とくとその目に焼き付けてください!!