仄暗いダークファンタジーの世界観でありながら、ゲドウの底知れない優しさに心がぽかぽかする極上の作品です。
見た目は凶悪そのものなのに、ボロボロのヒロインを拾って手作りの美味しいご飯を振る舞うギャップがたまりません。メリスが温かい肉まんを頬張ってポロポロと涙を流すシーンは、彼女の背負ってきた過酷な過去とゲドウの不器用な温かさが交差して、思わず画面が見えなくなるほど泣かされました。
そしていざという時は圧倒的な強さで理不尽をぶっ飛ばす爽快感も完備しています。絶望の世界で一筋の光となるような、心に刺さる救済ファンタジーを読みたい方に全力でおすすめします。