ハルモニアンノート
あると
【随時更新】ハルモニアンワールズルール
凜たちが徐々に解き明かしていくこの世界のルールですฅ₍^・𖥦・^₎ฅ
※ラストまでのネタバレ要素を含みます※
0.(演奏者に依存する現象はノートに紐づいたものであることが多く、曲の弾き込みや演奏の練度、精度、使用楽器の質が高ければ高いほど効果も高い)
1.各人固有の心象風景を「ノート」という。
2.ノートを具現化することを「ノートを開く」という。
3.開かれたノートは別次元に存在する別の場所である。
4.ノート内では物理的な干渉はなされず、感覚のみを得る(非常にリアルな夢を見ている感じ)。
5.ノートを展開できるのは生演奏のみ。これはノートが演奏者の、ライブな「今、このときの感情」を鍵とするため。
6.ノートを展開すると、演奏者の「幸せ」を他者に共有できる。
7.ノートを展開するためには下記の条件が必要。
・「マスターピース」と言われる演奏者の「存在の目的意識」(ハウラーの場合は「ハウラーズクエスチョン」が該当)
・マスターピースを音楽に変換・表現できる演奏技術・楽曲の解釈
8.マスターピースを得るためには「絶望」の経験、およびその「絶望」を「希望」に変換することが必要。
9.マスターピースをもった演奏者が楽器を演奏した場合、演奏者のノートを展開する。
10.ノーターもしくはハウラー複数名での演奏は干渉しあうため、いずれのノートを開くこともできない(演奏の効果は総合スコアが高い方が上書き可能)。
11.マスターピースをもった指揮者が楽曲の指揮をした場合、指揮者のノートを展開する。
12.自らのノートを他者のために展開する演奏者を「ノーター」(noter.音色を持つもの)と言う。
13.ノートの展開中に他者が演奏すると、そのノートを強制的に閉じることができ、これを「ノートを破る」という。
14.ノートは失うことがあり、失い方には「略奪」「破壊」の2種類がある。
15.ノートの「略奪」は、他者にノートを奪われることで起こる。
16.ノートの「破壊」は、「絶望」することで起こる。
17.失われたノートの残骸を、「ディストピアン・ノート」と言う。
18.ノートを失った者の変化は下記の4通り。
・演奏能力があり、他者のノートを奪うとハウラーとなる。
・演奏能力があり、他者のノートを奪わない選択をすると、音や声、もしくは演奏だけの存在となる(エコーア)
・演奏能力がなく、利他的な感情を持つ者は、鏡にだけ映る存在となる(ミラーア)
・演奏能力がなく、利己的な感情を持つ者は、影だけの存在となる(シェイダー)
19.エコーア、ミラーア、シェイダーを総称し「レジデュアルズ」という。
20.レジデュアルズは厳密にはもう生存しておらず、各人の中核を成していた感情の残響、残像のような存在で、意思の疎通はできない。
21.展開されたノートおよびレジデュアルズは電子機器を通した録画、録音はできず、生身の人間のみ認識できる。
22.他者のノートを奪うことができる楽曲を「ナンバーディストピア」という。
23.「ナンバーディストピア」で「ディストピアン・ノート」を展開することで、他者のノートを略奪することができる。
24.ノートを略奪することにより、そのノートが包含する多幸感を一定期間味わうことができる(ディストピアン・ノートに付随する「絶望」を一時的に脱することができる)。
25.「ディストピアン・ノート」を破るには、ハウラーの「絶望」を言語化した「ハウラーズ・クエスチョン」へのアンサーもしくは反証を、演奏者がマスターピースとして持っていることが必要。
26.ディストピアン・ノートがその所有者を蝕んで消滅させることがあり、これを「音蝕」という。
27.「音蝕」が起こるのは次の二通り。
・「ディストピアン・ノート」が破られた場合。
・ハウラーが一定期間ノートを略奪しなかった場合(魂の餓死)。
28.「音蝕」に要する時間はこれまでに奪ったノートの数に比例する。
29.ノートは心象風景であるため、「ディストピアン・ノート」展開時、奏者がマスターピースを持っていれば、現実的には演奏できない状態(楽器を所持していない/負傷している)であっても、ノートを破ることは可能(物理的に奏者を演奏不能にしても防げない)。
30.「ディストピアン・ノート」展開時、演奏者が楽器を所持していなくても、演奏者にマスターピースがある場合には「愛用の楽器」としてノートの中に具現化される(楽器を使い込んでいればいるほど鮮やかに再現でき、演奏の精度にも反映される)。
31.「ディストピアン・ノート」をハウラーに奪われると「音蝕」される。奪えるかは演奏技術で判定され、クエスチョンとアンサーのやりとりは発生しない(ノートの多幸感はないため、奪ったハウラーの「延命措置」にはならない)。
32.ノート展開および演奏効果の発現においては、歴史的、世界的に同じ楽曲を多くの人が共有し、感情を蓄積しているクラシック音楽の楽曲が最も効力を発揮しやすい(演奏習得までにかける練習時間や感情の蓄積も含む)。
33.「ナンバーハルモニア」と呼ばれる楽曲で展開されたノートは、奪われる(消費される)ことなくハウラーの飢えを一定期間満たすことができる(都度音蝕の痛みを伴う)。
※ただし効果があるのは転生を望むハウラーのみであり、それ以外には通常の楽曲と変わらないため、対話が重要となる。
※また、他者のノートの中毒状態に陥っている者には「解毒作用としての感覚反転」が働き、これまでに味わった快感が激痛となり、その罪を罪として認めるまで止むことはない。苦悩を味わっていた者には、単純に中毒症状の緩和となる。
34.「ナンバーハルモニア」と呼ばれる楽曲を取り込んだ(所有者が鑑賞した)ノートは、一定期間破壊や略奪を免れる。
35.「ナンバーハルモニア」で展開されるノートを「ハルモニアン・ノート」と言う。
36.「ハルモニアン・ノート」のみアンサンブルでのノート展開が可能であり、演奏者すべてのノートを内包する。
【ルール外設定】
・なぜ絶佳たちがノートを奪わず「自らハウラー化することを望むか」は、「安易なレジデュアル化をさせず、(自分たちと同じ)生き地獄を味あわせるため」。レジデュアル(エコーア、ミラーア)は肉体は消失するが苦しみからは解放されており、かつ音楽を祈りとして受け取ることができる(ハウラーたちは本能的にそれを知る)ため、そうされないように。演奏できる凛はシェイダーにはならないため、「誰にも祈ってもらえない」ハウラーに落としたい。
・ノーターもしくはハウラーになったとき、本能的に体得する知識や所作がある(共通でのぺこりとか、ハウラーならあくまでも演奏にこだわるとか)。「そういう人種になる」ということ。
・レゾフィルもハウラーもノート展開のあと(半分無意識に)胸に手を当ててぺこりしたらいいね。聴衆への感謝と敬意。「この音楽は私の心(魂)から生まれ、あなたに捧げたものです」という深い敬意と誠実さを示すジェスチャーだが、ハウラーにとっては皮肉な感謝。ノーターと紙一重でありあくまでも音楽家であるハウラー。
・魂の色やノートの性質が外見(瞳や髪の色)に反映されることがある。
・ノートを開くと通常の倍以上疲れたり、慣れないうちは開けたり開けなかったり、気持ちが乱れてると開けなかったり、みたいなブレはある。ただしハウラーは他者のノートを奪うため、ノートを展開しても消耗しない。
・ナンバーハルモニアはもっと消耗するため基本的にはひとりでは奏できれず、二重奏以上が推奨される。そのため前半はソリスト、後半はアンサンブル。
・ノートの精度や強度は演奏技術✕楽器自体の弾き込みや楽器の質✕マスターピース(ハウラーズクエスチョン)の総合点で決まる感じ。
・鍵盤組についてはいろんな個体(?)に触れるのが普通だから、ある程度合わせて弾きこなせればOK。
・ノートが開かれるタイミングはプレイヤーに依存し、ワンフレーズで一気に開けるプレイヤーもいれば徐々に、というプレイヤーもいる。ハウラーにとっては死活問題なのですごい練習はしてそう。そういう努力の方向が違う感じ。
・レイヤー的にノートの一部が重なって見え、それが広がって飲み込まれるみたいな感じ。
・外界でのノートの持続時間は演奏時間と同じくらいだが、ノート内では時間の概念がなく、とても長く感じられることも。
・ノート展開中、外部には変化が起こる。ノーターズノート→共鳴(レゾナンス)で楽器が震える、ディストピアンノート→空気が音を「食う」ため、無音の空間が発生する。それは皮肉にもシュティレの作る人工的な静寂に似ている…。
・ナンバーハルモニアはまだまだプレイヤーたちの弾き込み(感情の蓄積)が足りないので、これまでのクラシックも現役。過去、未来へ祈りをこめていくことと、今いる人たちに音楽を届けることがノーターの使命。
・ノート内部では電子機器系は動作しなくなる(スリープ、電源が落ちる、操作できなくなる)。精密機器ほど落ちやすく、アナログな回路を持つものは一部機能を保つこともある。
・ハウラー以外の人間がハウラーを介して他者のノートを「食らう」と中毒に近い状態になり、依存症が非常に強い。またその人間のノートは食べられなくなる(美味しくなくなる)ため、ハウラーとしては食い扶持も減ることから本能的に多用したくない手段である。ただし、絶望を希望に変えたノーターには「耐性」があり、他者のノートを快楽として感じることがないため、中毒症状はきたさない。
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