異世界転生モノは数あれど、まさか日本を代表するあの文豪を転生させてしまうとは……。
三島由紀夫が異世界に降り立ち巻き起こす、前代未聞の文学的ギャグ・ファンタジーです。
作品の最大の魅力は、なんといっても三島風の重厚な文体と、彼に対する解像度の高さ。その彼の異常で面倒臭い言動に、頭を抱えながらツッコミを入れる王女レアとの絡みが、最高に笑えます。
また、かつて読んだことがあるような三島風の仰々しく美しい文章で、剣や魔法の異世界ファンタジーが語られるギャップは、それだけで強烈なシュールさを生み出しています。
三島作品を読んだことがある人なら爆笑必至。
もし知らなくても、「異世界史上最高に面倒臭い男」の転生譚として十二分に楽しめる、最高に尖った怪作です。
一風変わった、知的でカオスなコメディをお探しの方に強くおすすめします!