幼い頃、曽祖父によって死につながる呪いをかけられた双子の兄弟飛鳥と一馬。その後も不幸は続き、赤い月の夜が訪れるたびに大切な家族がどこかへ消えていく。二人が高校生になったある日、親代わりに育ててくれたスコロールにより、その異世界へと続くという扉の向こうに呪いを解く鍵、そして行方不明になった家族がいると告げられた。開いた扉に吸い込まれるように突然に2人の冒険が始まった。キャラクターの会話の掛け合いが軽快でとても読み進めやすい物語です。
無表情という制約を軸にした主人公の内面と、それを対照的に崩してくる兄のキャラクター性が強く、関係性だけで物語が動いているのが魅力です。 異世界転移の理由や一族の背景も自然に織り込まれていて、これからの旅のスケール感に期待が持てます。