懸命に努力を重ね入隊した自衛隊を辞め、無気力に生きる主人公佐藤誠一。
突如現れた謎の女性に誘われ、異世界へ訪れるところから話は始まります。
全体を通して硬派な作品です。
異世界ものによくあるチート能力とは違い、主人公がそれまでの人生で得たものを最大限活かす力を得、彼自身の力で戦うことになります。
その上で繰り広げられる戦闘、戦場描写が非常に残酷で泥臭く、主人公の行動に説得力がありました。綺麗事など許さない生々しい命のやりとりが容赦なく展開されていきます。
また、主人公がただ戦うだけの人物ではなく、ふとした時に生来の不器用さを垣間見せるギャップが、彼をぐっと身近に感じさせます。
戦場を求めている方に、是非読んでいただきたい作品です。