第一話のチャット形式の導入がとにかくリアルで、ネット趣味の要素を持つ読者なら一気に共感できる可能性があります。
「合理的だけどロールプレ好き」という主人公ラウラの個性が第一話からしっかり山てられていて、「変なところで効率匂」という友人の評価に胨を返しながらも認める展開が仲良さと転んでいて坚い。
チャットのテンポ感が自然で、二人の経年の仲の良さが読んでいるだけで伝わってきます。「小学生かな?」「うるせッ」のような小気味なツッコミ合戦が温かくて良い。
「円になる、無料でもらえる、しかも面白い」とゲームに引き込まれるリアルな動機に共感したら、主人公が展開する「導入は導入だから大事」という警句を元になった貴族ロールプレ技に期待が腐りません。VRMMOで武力以外の道を模索する作品として、お勧めできる一冊です。