ある深夜営業の喫茶店は、映画館のように客席が一方向に二人組で並べられている。おしゃべり厳禁。居眠りも禁止。そこに流れるのは無言の空間だけ。お店に現れた一組の男女。その心のふれあいを描く。
主役の男女は、もう学生時代ではない大人。やりとりは無言の空間でなされます。そこで思い出されるのはビリー・ジョエル「Vienna」。洗練された大人のやりとりが心に深く染み渡るような一作です。
架空のお店だと思えないほどに想像力豊かに描写される喫茶店。真夜中の静謐な時間・空間を欲している大人は多いんだろうなといったことが察せられます。一度訪れてみたい。