10話まで拝読したレビューです!描かれている世界観は、かなり人間にとってハードなのですが、場面がぱっぱっと切り替わるスピード感が心地よいです。わりと平易な語彙を選んで書かれており、サクサクと内容が頭に入る文体がお見事だと思います。老騎士の過去、責務と私情の間での後悔が滲んできて、これぞイケオジ…って思いました。
すべてを託して旅に出た老騎士マクトミネイと、自らを「魔女」と名乗る少女クーリ。戦場を生き抜いてきた老騎士らしい渋さがありながら、食事にこだわったり、年頃の少女の扱いに困ったりするマクトミネイの人柄が楽しい話。特に、二人の距離の縮まり方。大げさな言葉ではなく、食事を分けたり、外套を差し出したり。強がるクーリに対して、マクトミネイが自然に手を差し伸べていく姿に温みがある。過去を背負った老騎士と、居場所を探す少女。二人の少しちぐはぐな旅を、のんびり追いかけたくなる物語。
クーリが家が無いと言われたときの仕草が😭行き場のない不安を中二病の仮面で隠し、マクトミネイについて行こうとするのがまた😭一方で何も残っていない老騎士が黙って食事と外套を差し出す。この孤独な二人が視線に寄り添い始める関係性が良きでした!