第2話【とりあえず ご挨拶がてら】





みなさん。


特に私同様長編を書いておられる方々……。



これは【自分の話が大好きで、何度も何度も読み返している人前提】でお尋ね申し上げるのでありますが……



皆さん自分の作品の、登場人物ですね。


読み手に、誰が一番人気あるキャラかとか、想像したり見立てが出来たりしていますか?



作者として書いているのですから「このキャラは読み手に受け入れてもらいたい」とか「特に気に入って欲しい」とか、そういう見立てなどは持ちながらちゃんと描いていますか?


或いは、そこまで主導的でなくとも、


少なくとも自分が書いた話の中で「このキャラは恐らく人気がある「タチ」だろうな」ということくらいは分かっているでしょうか。


こういうのが分かるのは、読み手の意図を察する、作者としてのバランス感覚が備わっているかどうかに関わってきます。


こういうのが分からないと、


「意図して上手くキャラを動かせない」


はずなのです。



主人公とかヒロインでは無くて、


その他のキャラで誰が人気が出るタイプかが分からないと、


恐らく読み手の願いと見当はずれの展開を書き(←これが全てにおいて悪というわけでは無いのですが、あまりにこれが重なると、さすがに読み手の反感を買う展開が多く、好まれる作品を書けなくなる)


どれだけ書いても人好かれしない作品というのを生み出すタイプの書き手になってしまうと思います。



前に書いた【オールキャラ】でも格分けは必要、という話に掛かっていますが、



ドラマ、小説、漫画、アニメ……決して多くのキャラが出て来ても平均的に好みが散らばるわけではありません。

いわゆるメジャーやマイノリティの差は出て、【人気が高いキャラ】というのは現われますよね?



スポーツなどでも、どの選手にもプロならばファンはいます。


しかし実力も、才も、何故か容貌すらカッコいいなどという選手がいた場合、やはりもう一段階ギアは上がって来ます。


容貌は関係なく、


例えばとても性格が良く、誰かが苦しんでいる時には手を差し伸べるようなことが多く、選手内でも信頼されている人は、実力も、才も、人望もある人なんかも、もう一段階ギアが上がって人気が高くなったりします。



もちろん「渋いとこ行くな~!✨🥰」と人気がそんなメジャーじゃないのに、その人だけの感性で大ファンになったりする人もいて、そういうのもあり得るし素晴らしいんですよ?



ただ、人気は平らでは無いのです。


「傾向」がある。


「高人気」を叩き出すキャラはいるのです。



この理屈を分かっていない、もしくは分からない人は、



根本ですが「他人にとって何が魅力的に感じるのか?」という部分を分かっていないということになります。ただ書いているだけ。

それではダメなのです。


人が特に魅力的に感じるものが何なのか。どういうものなのか。


私は海外ドラマやスポーツやらで、

日々魅力的な人間などを見ています。こんな魅力的な人間がいるのか~~~✨と日々楽しませていただき実感しています。


海外ドラマ(創作)、スポーツ(現実)の両刃で、


魅力的な人間を実感しています。


だからどういうキャラや選手が人々に支持を受けるのか、何となく分かるのです。


感じる。理解出来る。


どういう人間が愛されるか分かってないと、

意図してそういうキャラを生み出せないのでは?


嫌われる人間もそうです。


嫌われる人間や選手には、理由があります。


「いけ好かない」「何となく気に食わない」


海外ドラマやスポーツ選手にも、そういう理由で人に嫌われる人がいますが。


実はそういう人たちも、ちゃんと嫌われる言動の積み重ねの上に、そういう印象を人に持たせていることが分かって来るのです。



人間にとっての魅力的に感じるもの。

人間にとっての嫌悪に繋がるもの。



こういうことは作者は把握していたり、理解していたりしなければなりません。



例えば私は近況ノートで色々と「創作はこうあるべき」なんていうのを揺るぎなく書いています。

そういうのを聞いて「偉そう」「なんでこいつこんなことが言えるんだ」そんな風に反感を持つ人もいると思いますが、


私は常々言っている通り、この近況ノートは自分の創作力を高める為に必要なことを書いています。


つまり、これを読んで他人が私を嫌いになるとか反感を持つとかは、念頭に入れていません。


私は「人間が言われて傷つくこと」「人間が指摘されると嫌がること」をよく把握しています。それは私が過ごして来た実感として、色んな事を人に言われて来た為、誰よりもそういうことを理解できています。


なので、普段私はこういう「こうすべきだ!!」とかいうことを、他人にほぼ言いません。


しかし創作が上手くなるためには、こういう「こうしたら創作においてはマズい」とか「こうしたら創作に役立つのでは?」みたいな話は致し方ありません。


こういう話から目を反らして、当たり障りのない話をして、皆と仲良くするのが私の近況ノートの目的ではないからです。


私も下手期がありましたので、

辛くても、上手い人の作品を読み、プロの作品を読み、自分の作品と見比べ、「こんなレベルの話、私には到底かける日来ないかもしれない……」などと劣等感を感じながら、それでも自分で納得出来る作品だけは書けるような実力は欲しいと思って、自分が下手であることを実感するのは辛かったですが、頑張って耐えました。


向き合ったんです。自分の下手さととことん。


そして絶対に「上手くなりたい」「絶対にプロになる」「絶対に自分の本を作ってから死ぬ」ということだけは見失わず、励んで来たわけです。



本当に上手くなりたい、プロになりたいと思って頑張っている人は、

ここの話など聞いても、辛くなりません!! 辛くなっても耐えられます。

上手くなるためには、上手い人の、上手い理由を理解しないと上達できないからです。



その為になら頑張れます!!



私はそういうものの考え方で、

それを実践して来たので、


だから近況ノートでは「多分、自分の作品に弱点を持ってる人が聞いたら辛い話もあるだろう」とそれは自分のこととして分かっていますが、


でも書いています。


本当にもう一段階上手くなるためには、苦しんで努力はしなければならないし、自分の作品は絶対に把握し見返さなくてはならないからです。



何も考えずにベラベラ喋ってるわけじゃないのです。

「七海ポルカさんって優しいいい人だなー🌸」と思われるだけが目的なら、もっと別のことを話して、人を傷つけたり悲しませたりしない領域の話だけすることは全然出来ます。実際オフでは私はそういう人間なので。その代わりオフでは特に親しい人以外、私が創作をしていること全く知りません。


創作の話だけは私は自分の人生に関わっていて、何となく相手に出来ず、本気で向き合っているからです。


創作の話を出さなければ、どれだけでも優しい話は出来ますけど、

敢えてそうしていないのです。


カクヨムに来たのも、私は更に自分が創作者として上達したかったからです。


上手くなるのが目的だったので、そこは私にとって譲れない話なのですね。




だから近況ノートでこうやって喋る姿に反感を持つ人がいても、どうでもいいのです。中には、好きになるとか嫌いになるとかではなく、ここで書かれた内容を読んでなんかの形で創作の技術向上のために利用してくれる人とかもきっといると思うので。


私もそういうタイプだったので、そういう人たちにこそ私は共感を感じます。


辛くても頑張って上手くなるために、最善を尽くして努力している人たち。


密かにですが、こういう人たちこそ自分の仲間なんだろうなと思っているからです。



だから自分や、そういう人たちの足しになればあとどうでもいいわけですね!



「いちいち誰も彼も、人の心を慮っていては、本当に大事なことが口に出せなくなったりする」ことがあります。



こういうことも、分かっていないと。


「このキャラ厳しいことは言うけど、自分がいつでも体を張ってくれてるから、厳しくても信じられる」


こういうのもスポーツとかでいますね、アスリートが。


場合によっては味方に「何してんだ!!!」とか「今のプレーはダメだ!!!」とか言う選手いるんですよ。

ただ文句言ってるだけだと、反感を買います。ファンにも仲間にも嫌われるでしょう。


でもこういうことをしていても、何故かファンに支持されるアスリートがいます。


どういう人かというと、味方にそういう風に檄を飛ばす分、誰よりもこの人が最前線で敵と戦ってくれるような人の場合。


そうすると味方やファンも「この人が言うなら仕方ない」「誰よりも戦ってるからな」と受け止められるのです。その激しい言動を。




人間が、他人を見て、どう感じ取るか。



これは作者はちゃんと分かるようにならねばならないと思います。


もちろんならなければならない理由は「上手くなるため」です。

上手くなりたくないのなら、こういう創作にまつわる細かいことを気にする必要はありませんし、こうやって他人に語って聞かせて偉そうだな~などと反感を持たれるリスクを冒す必要もなく、何となく人の心の深い所には触れないレベルの話をしていればそういうこともありません。


そうなりたいなら私もなれますが、


別になりたくない。そんなこと気にするより書くのが上手くなりたいとひたすら思うのでこうして書いているので


こいつこんなこと書いておきながらこういう所でこんな喋ったら反感持つ人もいることも分かっておらんかなどと思われても何ですので、そこはちゃんと分かっておる故心配ござらん🥰ということだけはお伝えしておきます。







とにかく、みなさん自分の作品読んで「このキャラ人気出るであろう」くらい分かって書いてね✨と思います。


これも前回の近況ノートの②に関わってきますしね

それに【オールキャラ】格分けにも関わってきます。



キャラがどういう層に受け入れられるか、そういうのが分かっていないと、キャラの性格や性質を調整できません。


こういうことが出来ないと、恐らく全員を全員なんとなく書くという失策をしてしまうのではないかなと。


また人間関係って波のように影響を与えたりします。


「人気のあるキャラ」を主軸に据えると、そのそばにいる人たちもそのキャラを支持する人たちにとっては「自分達と同じ魅力をそのキャラに感じている」同志、と感じられ、人気が波及したりしますので、そういう人の感情も面白い。



主人公やヒロインは作者の贔屓がどうあっても付くので、主人公以外のキャラで、自分の作品で誰が人気あるのかなあとか、たまには考えてみるといいです。


そしてそれが分からない時は、作者が「人間の心がどういうものに大きく、惹かれることが多いのか」を分かる能力が備わっていないか、


作品自体にそういう部分を意識して書けてない、書き込みが足りてないから伝わってこないかのどっちかです。




前にも一度言ったことありますが、考えの甘い作者は「私の作った子(キャラ)はみんな受け入れてもらえるはず」と根拠なく思って新キャラ出せばそれだけで受け入れられて好かれるだろうとか思ったりすることありますが、


私の見た所では違います。


新キャラというのは非常に読み手に「新しく覚えねばならない」という負担を強いる存在です。だからバンバンバンバン出してはいけないのです。

しかし逆に、「新キャラか~」と身構えた読み手に、スッ✨と展開やキャラの言動により「この新キャラいいな~✨ 気に入った」なんて受け入れて貰えられた場合、逆に大変「簡単に覚えられて好きになれた🥰」というアドバンテージがかかりますので、読み手はとてもこのキャラに愛着を持つでしょう。



そこを押さえて行くと、このキャラをその後雑に扱ったりしたら致命的なことが分かって来ますよね?



やっぱり大切に書かないといけないキャラっているのです。




うちの【ジグラート】なんかだと、恐らく主人公以外で特に人気出そうなのはスペイン艦隊総司令のイアン・エルスバトだと私は見ています。

冷静な司令官ですが、情に厚く、頭も切れるし武勇に優れるといういかにも頼りになる軍人。

主人公であるフェルディナントとは親友で、ネーリのことも気に掛けて気に入っています。

フェルディナントやネーリ、そしてスペイン艦隊の部下たちとの関係性を見ていると、いかにも面倒見のいい兄貴キャラのくせに、スペイン王国においてはものすご多い兄弟たちの実は一番下だというギャップもなんとも言えない奥深さがあります。


【ジグラート】はこれから大戦が始まるのですが、


戦いが始まればまたイアンが総司令官として厳しい選択肢や果敢な選択肢を迫られるシーンが増えて来ます。


そこでは恐らく人柄は好ましいこの人の、「指揮官としての資質」がもっと試されます。


ここで「この人指揮官としても優れてる!✨」っていうものを見せることが出来れば、もっともっと気に入ってもらえるキャラになれると思いますね。


勿論ここから変な役回りにしていけば、イアンとて読み手に嫌われるキャラにすることは出来ます!😊 しかしここで考えなければならないのが「ここまで自然と好かれるキャラに出来たイアンを、嫌われキャラにしてまで得るものは大きいか?」ということ。


読み手の期待を裏切ることに価値を見出した人は、こういうことを実行して「イアンがこんなキャラになるなんて思わなかったでしょ?」と読者を裏切れたことに悦に入りますが、


こういう「自然と好感を持たれる」というのは非常に自然な読者の感情の気持ちです。こういうのは作品全体の雰囲気にも関わって来るのです。


だからそういうものを裏切ると、作品全体の評価が落ちるリスクもあります。


そのリスクを冒しても、自分の「読み手の感情を支配する」という欲求を優先する価値があるかどうか。


こういうリスク計算も作家は出来なくてはダメだと思います。


こういうの考えていると、本当に作家というのは色んな能力や考えが備わっていないといい作家にはならない、難しい職なんだなあと実感します。



ただ、その難しさがいい!🥰



難しい仕事だからこそ、気を抜かず、日々自分の感性を磨いて立ち向かっていく、

人生を掛けるだけの価値がある仕事だと、私なんかは感じますね。

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