魔王が倒された喜びから始まり、やがて「死に戻り」を失った現実に直面する――その展開がとても印象的でした。
ブラック労働や理不尽な世界を、コミカルな雰囲気とシリアスなテーマを織り交ぜながら描いており、最後まで引き込まれます。
特に主人公ミドの
「ほうきと、モップと……ちょっとばかりの『残業』でな」
という締めの一言が最高でした。派手な勇者ではなく、一人の清掃員だからこそ生まれる格好良さがあります。
読み切りでありながら世界観の奥行きもしっかり感じられ、自由の代償について考えさせられる、個性あふれる一作でした