春・夏・秋・冬――四季を司る神々に仕える特別な一族「四季彩家」。
その若き四つ子当主・春樹、夏帆、秋彦、冬陽は、ここ数年の異常な季節の偏りに頭を抱えていた。
春と秋は短く、夏と冬は長すぎる。
「これは、僕たちが“狂い咲き”だからじゃない?」
自分たちの存在が四季の乱れに関わっているのではと悩む姿が切実で、同時に瑞々しい。
役目、恋、人間関係――四季ごとに主人公が変わる構成が鮮やかで、彼らに寄り添う個性豊かな神々との掛け合いが青春らしい軽やかさを添える。
四季の美しさと、若者たちの揺れる心が重なり合う、鮮烈で色彩豊かな青春ファンタジー。