オタクの聖地としての秋葉原を取り戻そうとする主人公・東城忍の熱い、そしてやや暴走気味なパッションと、現実離れした美しさを持つ氷の令嬢こと氷上零との最悪で最高な出会いを描いた、非常に勢いのある群像劇です。
何より魅力的なのは、テンポの良さとキャラクターたちの強烈な個性。秋葉原の現状に義憤を燃やす忍のメイド愛は清々しいほどに突き抜けていて、対照的に現実的で冷徹な相棒・司との掛け合いが作品のコメディ調をガッチリと支えている。
さらに、ヒロインの零がただのテンプレな冷たい美少女ではなく、ファッションへの強いこだわりや友人思いな一面を持つ多面的なキャラクターとして描かれているため、一気に物語に引き込まれる。